WINTER RIDES MAKE SENSE
自転車で冬を走る、ささやかな喜び。
冬のライド、小さな幸せ
Small joys of winter ride
冬の幸せといえば、温かいベッドにお風呂、澄んだ星空、そして季節のレジャーやイベントの数々。しかし、ここで自転車を思い浮かべる人は、ごくわずか。オフシーズンと捉える人もいるのでは?今回は、きっとあなたもまだ知らない「冬のライドが想像以上に素晴らしい理由」を5つ紹介します。
1. 冷たい空気
When cold air clears your mind
走り出した瞬間に鼻を抜けるきりりとした冷たさ、それだけで頭の中はすっきりして一段とクリアになります。考えを整理するための10分、といったように時間を区切った短いライドでもリフレッシュ。長い距離を走る必要はありません。冬の空気には、すべてを研ぎ澄ます何かがあります。
2. 重ね着
When layers feel right
厚手のカットソー、ダウンジャケットの首元にはニットスカーフと、どうしてもボリュームが出る冬の装い。電車通勤では「着膨れラッシュ」と呼ばれる特有の窮屈さや、効きすぎた暖房に悩まされることも。その点、自転車なら重ね着していても心地よく移動が完了。力いっぱい漕がなくても滑るように走れるe-BIKEは、冬の重装備でも快適です。
3. コーヒーの味
When coffee tastes better
ライド後のコーヒーは、なぜか美味しい。いつものカフェ、角のベーカリーで何度も飲んだことのある一杯が、格別に感じられます。締まった表情をほぐすように、顔を撫でるコーヒーの香り、カップ越しに感じる温かさ。冬のサイクリングは、日常の味わいを深めます。
4. 自由なルート
When you go where cars don’t
雪山の脇道、リフトの裏から隠れ家みたいなロッジまで。自動車では行かない場所へ行けるのはもちろん、車では行きにくい場所を進んでいくほど、より楽しく感じられるのが自転車です。「もう少し先まで行ってみたい」と好奇心をかき立てられるほどわくわくするものはありません。
5. 特別感
When it feels like a secret
寒い時季に走っていると、少しだけ誇らしい気持ちになるもの。他の人が選ばない季節に、あえて自転車を。その感覚は決してストイックな挑戦ではなく、ただ自分のペースでライフスタイルを楽しんでいるという実感です。冬に乗っている、それ自体が特別なのです。
自転車の喜びは、季節によって阻まれることがありません。乗らないからと遠ざける前に、冬のライドがもたらす変化を感じてみてください。その変化は、思っているより悪くはないはず。理屈やロジックではない、寒い毎日がもっと楽しくなる小さな幸せを見つけてみましょう。
Text: Sara Um