CULTURE

2025.02.13

Eyes on Copenhagen (6)

コペンハーゲンの毎日には愛がいっぱい!デンマークでは古くからハートのモチーフが親しまれ、街中のあちこちで見かけることができます。日常に溶け込んだハートを探しに出かけましょう。

Eyes on Copenhagen (6)

Content

街角を明るく

身近なコレクション

ロイヤルなシンボル

デザインにも秘密

国民の心

街角を明るく

デンマークの一部の信号機では、なんと赤信号にハートが点灯。特にコペンハーゲンではこうしたユニークなシグナルを見ることができます。急いでいるときも、この赤信号なら心が和らいでしまうかも。

Image: Shutterstock

 

また、デンマークではスクールゾーンや交通安全エリアを総称して「ハートゾーン」と呼んでいます。特定のマークは存在しないものの、子どもたちの安全を願う気持ちを込めて標識や路上のマーキングにハートが採用されています。

身近なコレクション

日々の暮らしにあるものにもさりげなくハートが。その代表例が郵便切手。デザインが変わってもハートのモチーフは受け継がれ、デンマークの切手には長年このチャーミングなシンボルが配されています。

Image: Shutterstock

 

そして、ビジターでも必ず目にすることができるのが、デンマーク通貨クローネのコイン。文字の間や、鋳造場所を示す「ミントマーク」として、さまざまな硬貨に見つけることができます。

Image: Pinterest

ロイヤルなシンボル

デンマーク政府の組織で使われている国章にも、9つの小さなハートを発見。実はこのデザインは、ハートに見立てたスイレンの葉っぱ。紋章に込められたシンボルには多くの意味があり、すべてが明らかにされている訳ではないけれど、格式高いエンブレムの中にちりばめられた小さな赤いハートマークの意外性には、ちょっとした遊び心さえ感じてしまいます。

Image: Pinterest

デザインにも秘密

北欧デザインといえば、植物や動物をモチーフにした伝統的なテキスタイル柄を思い浮かべる人も多いはず。よく目を凝らしてみると、小さなハートが隠れていることがあります。北欧テキスタイルが持つ温もりや、ほっと気が抜けるイメージは、こうしたさりげないモチーフによって生まれているのかもしれません。

Image: Etsy

国民の心

コペンハーゲンでは、お店の看板やロゴマークをはじめ、市庁舎前の広場や公共の建物の装飾にもハートモチーフが取り入れられています。特にホリデーシーズンやイベント時には、ライトアップやバナーにハートのデザインが施されることも。コペンハーゲンの街にはいつも愛の象徴があふれています。

Image: Unsplash

 

さらにデンマーク発祥のブランドをチェックしてみると、ハートにまつわるアイテムがたくさん。ハートの装飾が施されたロイヤルコペンハーゲンのプレートや、立体的なハートを作れるLEGOブロックのセットが発売されていたりと、日常に溶け込むこのシンボルが、デンマーク人たちにとって特別なものであることがよく分かります。

 

世界最古のモチーフといわれているハート。その形が意味するものはロマンティックな愛情、思いやりの心や友情、そして情熱などさまざま。もしもハートマークを見つけたら、誰かがくれた優しさ、さりげない愛情表現、そして温かな気持ちを想像してみてください。

 

 

Text: Sara Um

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街角を明るく

身近なコレクション

ロイヤルなシンボル

デザインにも秘密

国民の心

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